1949-06-15 第5回国会 衆議院 地方行政委員会 第31号
集團強盗とかなんとかいうことは、そういうことであるかもしれませんが、それとは別としましても、実は私今度國会が終つてからきようまで京都へ帰つておりまして、京都で幾つもの集團的な民主運動に対する警察の態度の実例を見て來たのでありますが、よく考えてみると、戰爭が終つてから民主化が非常に進みましたころの警察の態度と、それから最近、特に最近になつて顯著に現れております警察の態度との間には、全然本質的に違つた考
集團強盗とかなんとかいうことは、そういうことであるかもしれませんが、それとは別としましても、実は私今度國会が終つてからきようまで京都へ帰つておりまして、京都で幾つもの集團的な民主運動に対する警察の態度の実例を見て來たのでありますが、よく考えてみると、戰爭が終つてから民主化が非常に進みましたころの警察の態度と、それから最近、特に最近になつて顯著に現れております警察の態度との間には、全然本質的に違つた考
從つて警察の方面が今の強惡犯人や、あるいは集團強盗等に対する整備をいたしましても、その間に心配になることはない。今の仰せの通りに明るい警察を立てて私どもは行きたいと思うのでありまして、再び昔の暗い警察に帰つて行くことは、どんなことをしても防ぎたいと考えておるような次第であります。この点はまつたく仰せの通りであります。
それから集團ですが、たとえば私も一週間ばかり前に群馬縣に参つたのでありますが、そのときもトラツクへ乘つた人たちによりましての白晝の強盗も市の警察にはありましたが、どうもそれをあげることはできなかつたというようなわけですから、その集團強盗——そのときは集團強盗でしたが、そういう場合に車の番号まで知つておりながら、遂にあげ得なかつた、手配は十分したのだけれども、そのときになると、十人や二十人の職員ではどうも
われわれは、もちろん、近時なおそのあとを絶たないところの集團強盗あるいは凶悪犯罪その他の犯罪行為に対しまして、これをいかに根絶せしめるかということについて根本的に考えなければならない時期であると考えます。しかしながら、この決議の新趣旨に掲げておりまするように、集團的不法行為とは一体なにを指すということも追究しなければならないと思うのであります。
現に警察制度にしても、甚だ今の警察制度は、何といいますか、能率的でない、併しながら警察制度がなぜ能率的でないかと言えば、地方分散主義になつてしまつて、中央集権的であつた警察を破壊して、そうして地方に分散する、その結果今のような警察、集團強盗さえもときどき逃がすというような非能率的の警察ができてしまつた。
集團強盗、集團暴行は横行し、密入國、密輸出入、密造酒等の集團的犯罪行爲はむしろ増加しつつあります。治安の維持が完きを得、國民の生命財産が確保されて、初めて國民は安心して生業にいそしみ、生産の増強、経済の復興が期待し得、平和國家の建設、民主制度の完成を促進し得るのでありますが、この状態は誠に遺憾千万であります。新警察制度が実施されて以來一ケ年の実績は國民に何を教えるか。
又警察についてのお話がありましたが、これは私も、現行の警察制度は甚だよろしくない、御指摘の通り、集團強盗その他に対しての取締も甚だ不十分である、これは政府といたしても、遺憾に考うるところであります。現に関係官廳において、現在の制度に対してどう改正をいたしていいか、この警察制度を最も有力なる、効果ある制度に直すのには、どうしたらいいかということを研究さしております。
○証人(淺川隆治郎君) それは法律学校というものを拵えて、それでやはり法律の普及であるとか、或いは社会がこんなに險惡になるというと、或いは集團強盗のごときものが出るというようなことを未然に防ぐという意味にもなり、非常にそういうものができることは甲府のためにもなるし、尚縣のためにもなるというようなことからしまして、率先して寄附を申上げたというような次第であります。
そこで最近集團強盗は自治体警察のある町村には行かないで、全部國家警察本部の管内の田舎へ行つて、土藏破りをやつたり殺人をやつたりする現状でありまして、これはどうしても定員の増加の必要があると思います。
農村なんかではもう集團強盗に困つて、銘々の家で犬を飼つておるという現象が最近見えておるのであります。こういうふうに世の中が乱れて來るのであります。これが破壊であります。こういう破壊がこの厖大なる北村財政というところの、この便々たる腹の中から生み出されて來ておるのであります。
少くとも終戰後の鉄道公安の紊乱しているのは、周知の事実で、最近はますます苛烈で、列車すりや強盗が横行し、集團強盗もあつて、まことに恐るべき事態が生ずる。列車内の事故は言うに及ばず、われわれの平和なるべき旅行中の列車内で、恐るべき犯罪が繰返されており、われわれ友人中に被害者が多い。この犯罪に対し、急速に解決する方針がなくてはならぬ。
鉄道公安官ができて以來、尚且つ鉄道に対しては、東北線においては最近においても集團強盗が頻々として現われておる。鉄道公安官というものは一体何をしておるかということを私は申上げたいと思つております。現在私共がいつも車に乘つておりましても、恐らく檢札に來たことは殆んどない。急行列車においても、私は東京を出て大阪までの間に檢札に來ずに、大阪に着いたという実例を沢山持つておる。
このように、貨物の輸送におきましても、旅客の輸送におきましても混乱いたしまするその間隙に乘じ、從業員の側においても、或いは利用者の側におきましても、不正事故の絶え間がなく、荷物の拔取や、すり、どろぼうは日常の茶飯事でありまして、或いは貨車ぐるみ盗んだり、社内の集團強盗、殺人事件まで頻々と起り、國民は全く安心して國鉄を利用することができない有樣であります。
そうして事實東北本線の瀬峰、その他の買出しの部隊の、今の集團強盗に關係のある所では、驛員だけでは十分でないということで、取締りの權限を持つております、鐡道司法警察權を持つております、鐡道の保安官というものを十五名ほど、あそこの附近の二、三の驛に配置いたしまして、十分の取締りをやる、こういうことをいたしております。
新聞でしばしば現われますが、東北本線と申しますかの列車におきまして、集團強盗が發生しておる。これは前からたびたび新聞に出ておりますに拘わらず、最近に至るまで、やはりそのあとを絶たない。これは、どういうふうにお取締りになつておるのか。
これも私に関係あることだから、私に責任を負えというならこれは別でありますけれども、ただ当時詐欺事件が多いこと並びに隠退藏物資をめぐつて詐欺、横領、窃盗、強盗、集團強盗、私はそれを見るに見かねて起ち上つたのでありまして、むしろ私がやつた処置によつて幾分でもさような惡徳行為が防止できた。
集團強盗及び窃盗が三千五百五十三人、件數にいたしまして千八百八十四件、それから集團恐喝及び詐欺は、件數にして三百四十八件、人數にして五百九十三人、その他實に件數にして全部併せまして五千六百八十二件、人數が一萬五千六百十人、こういうことになつております。この他に表に現われないこういう不法行爲、密入國の關係もありますが、こういうものは非常に多いのだろうと思つております。
○久山政府委員 新聞に出ましたような、非常に大掛りな集團強盗ということはなかつたと思います。それは何か相当数の者が強盗という目的ではいつたのかどうか。
○久山政府委員 それは集團は集團でありますが、新聞に書いてあつたような、非常に大袈裟な集團強盗ではないと、こう申したのでありまして、数名集まつてそういう行為をやれば集團と申していいのでありますが、警察へ届け出ましたものの数なり、その事情から見ますと、新聞で書いたほど大きな集團強盗ではない。それは集團でやつたことには違いありません。
○外崎委員 そうすると、各新聞が集團強盗と発表して、警察官が捜査して、被害を受けたものが警察署までいかなくても、各駅とか、各駅の前の交番所に、届け出たということがはつきりあるのだが、それが集團強盗でないという意味に聽いていいのですか。
○松谷委員 御説明で大体了解できましたが、今後だんだんとインフレはより一層高進するという観測をせねばならず、混乱は一層深みにはいつていくんじやないかという予測のもとに、この集團強盗なども楽観はできないと思います。
○松谷委員 ただいま御説明になられたように、荷物の事故ということも大きな問題であるには違いありませんが、殊に最近私どもが一番大きな不安を感じさせられておりますのは、國鉄などで事故のありました問題、あるいはまた國鉄内における集團強盗の場合などでありますが、こういうものに國民は相当の不安を覚えております。
それから東北の集團強盗の件は、すこぶるわれわれの遺憾とするところであります。その後東海道線で、再び同じようなことが繰返えされておると新聞は報じております。この事実を当局は認められるかどうか、伺います。 また鉄道從業員の問題でありますが、戰前は大体今のダイヤを動かすのに二十五万人で動かしたといわれております。現在の鉄道從業員は六十万人に達しておると聞いておる。はたしてこれは事実であるか。
次は警保局長さんに、この間もお伺いしたのでありますが、こういう世の中となつて、さまざまの事態が起つてくる、集團強盗が起きた場合、通信方面、運輸方面、たとえば自動車、オートバイ、自轉車、無線電信、電話等、こういうものの予算をどのくらいとつておるのであるか。とつておるとすれば、どのくらいとつて、それではたして完全であるかどうかということを伺いたい。
今日集團強盗が数回にわたつて起つておる。しかも私がこの質問を運輸大臣にしたときにすでにその問題が起きていたが、その一両日を出でずしてさらにまた追加せられて大きな問題が起つて、犯人は一人もあがつていない。これは帝銀事件に見られるように、今日犯罪が複雜であるとはいいながら、安心して鉄道に乘れない。安心して鉄道に荷物を託送できない。
なお、列車の集團強盗事件の御指摘でありましたが、この点は現地からの報告が十分でありませんで、こちらは被害者を探して調査をいたしておるのでありまするが、新聞の傳うるところは、やや誇張されておるようであります。宮城縣警察部長のごときは、その事実がないようなことを申しておるような次第であります。もし、そういう事実がありましたならば、厳重に処罰いたすつもりであります。
まず壽産院事件、帝銀事件、列車集團強盗事件、一家毒殺未遂事件、離婚された妻がわが子を井戸に投げこみ自殺をはかつた悲劇、あるいはピストル強盗、集團強盗等、枚挙にいとまない有様であります。
○上林山委員 集團強盗事件ないし大がかりの拔取り事件という問題に関する政府当局の対策を、今承つたのでありまするが、政府においては、そういす程度のもので安心して旅ができるというようなところまでいけるものと考えておるかどうか、殊に公安官のごとき、われわれが体驗するところによれば、鹿兒島から東京まで來る間に、わずかに自分の手荷物に御注意くださいと、最小の注意をする程度にわれわれは見ておりまするが、ああいうような
殊に集團強盗が東化線に二回も続けさまに現われておる。これは國鉄関係者、あるいは治安を担当しておる警察にも関係があるわけでありますけれども、こういうようなことで國民は安心して汽車に乘れない。安心して荷物を汽車で送れない。しかも料金はぐんぐんと上つていく。私は九州でありますが、今までは東京にたれでも來られたが、これからはたれも東京にいくことができないというほどの料金になることを予想しておる。
○上林山委員 この集團強盗事件ですが、今聞くところによれば五、六十名の集團があつたにもかかわらず、未だに犯人があがつていない。こういうような具体的な現象が現われておるのであるが、そういうことは何ら心配ない。
○外崎委員 最近のこういうような事件に対して、今の警保局長の意見では人員が足りない、いずれ人員を整備してということでありますが、人員の話ばかりいつの議会でも出るのでありますが、このたびの集團強盗のような場合には、列車には警乗警察官が乗つておる。
いわゆる集團強盗の出てくるような世の中ですから、そういう場合には連絡がとれないのがあたりまえですから、これからできるものに対しては、政府は相当な考慮を拂つていただかねばならぬ。ただ巡査だけを殖やしても問題にならない。今日のような科学の進歩しているとき、巡査よりどろぼうの方が一歩先んじておるから、この場合にどういう方法をとるか。予算の方から御計画を承りたい。